ZAM 精密板金
ZAMの精密板金における設計のポイント
①最適な接合方法の検討
SPCCやSUSと比較すると、ZAM材は溶接性が落ちます。メッキを構成する亜鉛やマグネシウムの融点は低く、それらが気化する際にピンホール・スパッタ発生のリスクが高まります。
そのため、当社では、ZAM材の接合において、溶接加工ではなく、カシメ接合にて対応しています。
ZAM材を使用するメリットも多くありますが、ZAM材の使用を検討する場合は、上記の点を考慮する、
もしくは、ZAM材の取り扱い実績が豊富な企業に依頼をする必要があります。
②切断面から発生する錆への対策
ZAM材は、切断加工を行うと、断面のメッキ処理がされていない箇所から錆が発生します。
メッキ層から溶け出した、亜鉛・アルミニウム・マグネシウムが、時間の経過で錆の発生した端面に対して保護被膜を作り覆うことで、耐食性を取り戻します。錆が全く発生しないわけではないので、注意が必要です。
当社では、切断直後の端面を錆の発生から防ぐために、銀色のペンで塗った状態で納品することも可能です。時間経過で保護皮膜は形成されます。
③他の材質と組み合わせた設計
ZAM材を用いたコストダウンのポイントは、他の材質と組み合わせた設計・製作をすることです。
例えば、当社では屋外で使用される板金筐体製作の依頼をいただくことがありますが、
多くの場合は、耐食性が求められるカバー部分をステンレスで製作し、それに合わせて内部品もステンレスでの注文をいただきます。
そこで当社では、高い耐食性が求められるカバー部分をそのままのアルミを使用し、高い耐食性が求められない内部品をZAM材に置き換えて製作することで、コストダウン提案を行っております。
精密板金加工.comを運営するCREST PRCISIONでは、上記のような各種VA/VE提案を行っております。また、スピードをもって精密板金加工品ををご提供することをモットーとする当社では、迅速な見積回答はもちろん、超短納期のご要望にも対応いたします。ZAMの精密板金加工のことなら当社にお任せください。
ZAM精密板金 製品事例
精密板金ひらめき.comを運営するCRESTPRECISIONでは、これまで様々なZAMの精密板金加工を手掛けてきました。 下記にてその一例をご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。写真をクリックして頂くと詳細が表示されます。
精密板金ひらめき.comのZAM精密板金が選ばれる理由
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理由1
傷等がない美しい外観の製品を製作!
当社では、外観の美しさが求められる半導体業界のZAM 精密板金加工品を数多く手掛けてまいりました。その中で培ったノウハウ・経験を活かして、傷などがない仕上がりが綺麗な精密板金加工品を製作することを得意としております。
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理由2
各種VA・VE提案により、コストダウン、品質向上を実現!
当社では、多くの企業様に多数のVA・VE提案を行ってきました。各種VA・VE事例提案により、コストダウン、品質向上を実現してきた実績がありますので、お気軽にご相談ください。
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理由3
【最短当日出荷】超短納期対応が可能!
当社では、短納期に特化した人員配置を行っており、お客様からご注文を頂くとすぐにデータを作成し、ブランク・曲げ・溶接・組立・検査へとすばやく工程を進め出荷を行います。特に試作板金をご要望の場合は仕様・金額などを確定頂ければ、最短で当日出荷を行うことも可能です。
ZAMの精密板金 に関するよくある質問
精密板金ひらめき.comがフレームの精密板金のご依頼を頂く際に、皆様から寄せられる質問をまとめました。フレームの精密板金をご検討される際に参考になると思いますので、ぜひご覧ください。
- 1個からでも注文することができますか?
- 板厚は、最大どのくらいまで対応することができますか?
- コストダウンのポイントにはどのようなものがありますか?
- 量産は可能ですか?
- 見積もり依頼やご相談は可能ですか?
- なぜそんなに短納期で対応できるのですか?
- 簡易図面でも製作できますか?
- 試作板金で対応できるMAXサイズは?
- 他社で曲げられなかったと断られた製品でも曲げ加工をお願いできますか?
- 板金加工の一般公差を教えてください。