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溶接後の仕上げ加工指示で、コストは大きく変わる!

溶接後の仕上げ加工を細かく指示していますか?

精密板金は、溶接後の仕上げ加工の有無・範囲によって、コストが大きく変わります。

そのため、製品に求められている外観や強度に応じて、仕上げ加工を決定することが非常に重要です。

しかしながら、皆様が精密板金の設計・依頼を行う際、加工有無を含め仕上げ加工の指示を細かく行っていないことも多いのではないでしょうか。

もし、この仕上げ加工の指示が雑であると、「想定以上にコストがかかってしまった…」「求めていた外観品質を満たせていない…」なんて事態に直結する恐れもあります。

こういった事態を防ぐために、溶接後の仕上げ加工は細かく指示を行うことを推奨します。

当記事ではそんな溶接後の仕上げ加工について、ケース別に解説します。是非、最後までご確認ください!

 

外観品質が求められる場合には、”仕上げ加工”を指示する!

「優れた外観品質が求められている…」という場合には、”仕上げ加工”を指示しましょう。

当然のことながら、仕上げ加工を行うことで、”仕上げ加工無し”の場合と比較すると、優れた外観品質を実現することが可能です。

しかしながら、仕上げ加工を行うと、加工コストの増加強度の低下につながる恐れがありますので注意をしましょう。

コストよりも外観品質を優先する場合は、基本的に仕上げ加工を指示しましょう。

 

コスト・外観の双方が求められる場合には、”突き合わせ部のみ仕上げ加工”を指示する!

「コストはもちろん抑えたいが、ある程度の外観品質を求めている…」という場合は、”突き合わせ部のみ仕上げ加工”を指示しましょう。

突き合わせ部のみ仕上げ加工を行うことで、仕上げ加工無しの場合と比較すると、外観品質の向上が期待できます。

また、仕上げ加工ありの場合と比較すると、加工コストを安価に抑えることができます。

 

とにかくコストを抑えたい場合は、”仕上げ加工無し”を指示する!

「外観はあまり気にしないので、とにかくコストを抑えたい…」という場合には、”仕上げ加工無し”を指示しましょう。

もちろん、仕上げ加工無しでは、優れた外観は期待できませんが、仕上げ加工コストがかかりませんので、コストダウンへとつながります。

さらに、仕上げ加工無しの場合は、仕上げ加工ありの場合と比較すると、優れた強度も期待することができます。

(※ちなみに、当社では長年培ってきた溶接技術やファイバーレーザー溶接等をはじめとした多様な溶接方法を用いることで、仕上げ加工無しでも高度な外観品質を実現することが可能です。)

>>溶接仕上げレスの事例はこちら!

 

いかがでしょうか。今回ご紹介した溶接後の仕上げ加工指示を図にまとめると下記の通りとなります。

(※もちろん、製品の細かな条件により異なる場合もありますので、参考としてご覧ください。)

 

溶接のことなら、精密板金ひらめき.comにお任せください!

精密板金ひらめき.comを運営するCREST PRECISIONは、長年培ってきた豊富な溶接ノウハウを保有しており、優れた技術を持つ職人が多く在籍しています。この体制から、溶接加工を非常に得意としており、これまでお客様のあらゆるお悩みを解決してまいりました。

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