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板厚に対して適切な数のネジ山を確保する

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板厚に対して適切な数のネジ山を確保するbefore

一般的にネジ山は薄板に対して3山確保する必要があります。しかし、中には、ネジ山が少なかったり多すぎる設計があります。上図のように板厚t=1.0 の板にM3 タップを立てる場合、ネジ山ピッチがP=0.5であるため、2山しか確保できません。規定のトルクで締め付けるとネジ山がなめてしまう可能性があります。

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板厚に対して適切な数のネジ山を確保するafter

ネジ山が何山確保できるか確認して、足りなければバーリング加工やナットの溶接・圧入で補強する方法をとれば無駄なコストをかけず品質の良い、機能を満たした製品を作製することができます。逆にネジ山が多すぎると、タップ加工に時間がかかり、コストUPの原因となってしまいます。

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